フランス・ストラスブール『食とお菓子の旅』
フランス東部のアルザス地方は、パリに次ぐフランス屈指のお菓子の聖地として有名です。必ずと言っていいほど、フランスで出会った日本人パティシエはストラスブールには絶対行く!と話します。
日本でも有名な世界的パティシエ、ピエール・エルメ氏や、アルザス出身のパティシエも多く、日本からも修行に訪れる人がたくさんいる地方なのです。
中心都市であるストラスブールには、有名パティスリーが集結。狭い範囲に無数のパティスリーがあることを知れば、ストラスブールが「お菓子の街」と言われていることも納得しますね。
滞在日数が少ない中ではありますが、行けたお店のご紹介です♪
【パティシエが訪れたい街ストラスブール】
ストラスブールにたくさんあるパティスリーのなかでも、有名な老舗パティスリーが「ネゲル(Naegel)」と「クリスチャン(Christian)」です。
老舗パティスリー「ネゲル」
ショーウィンドウから見える、色鮮やかなケーキたち。
老舗ならではのフランス菓子、見ているだけでわくわくします。
他にもまわりたいところがあったので、外観だけ見て夕方また行こうと思っていたら…売り切れ続出でした。あほだったーーーー
他にも食べたいケーキがたくさんあったのに。無念。
<お店の情報>
名前:ネゲル ( Naegel )
住所:9 rue des Orfevres, 67000 Strasbourg
HP:http://www.maison-naegel.com/patissier-traiteur-strasbourg/
老舗パティスリー「クリスチャン」
ストラスブールを代表するもうひとつの老舗パティスリーが、クリスチャン。
旧市街に2店舗あるので、近くの店舗に行ってみてくださいね。
本店は、だまし絵のような立体的な絵が描かれた堂々たる外観が印象的で、店内は高級感あふれるシックな空間。
もう1店舗は、ストラスブール大聖堂に面したにぎやかな通りにあります。
残念ながら、途中から雨が降ってきたうえに、日曜日はお休みでした。
前日の夜に売り切れも多くちょこっと購入したのですが、帰る前にもっと食べようなんて考えているのが甘かったんです。笑
先に食べるべきですね!フルーツタルトやプティガトーも充実していて、パリで食べられるような見た目にも美しいケーキから、アルザスらしい素朴なお菓子まで、たくさんの種類がある老舗パティスリーです。
<お店の情報>
お店:クリスチャン ( Christian )
住所:12, rue de l’Outre, 67000 Strasbourg
HP:http://www.christian.fr/aahome.html?language=en
絶品ショコラトリー「メゾンカフェ」
黄色と白をイメージカラーとした現代的なショコラトリーです。
美味しいチョコレートを食べるなら「メゾン・カフェ(Maison Caffet)」もおすすめ。1989年に史上最年少でMOF(フランス国家最優秀職人)を獲得した世界最高峰ショコラティエの一人、パスカル・カフェ(Pascal Caffet)氏が開いたショコラトリー。お土産にするのも◎です!
<お店の情報>
お店:メゾン・カフェ・ストラスブール(MAISON CAFFET STRASBOURG)
住所:22 rue des Orfèvres 67000 Strasbourg
HP:http://www.maison-caffet.com/fr/
旧市街を散歩していると、他にも地元のパティスリーがあります。
見ているだけで、楽しいので写真もたくさん撮りました!
ちょっと色が強いけど、面白いマドレーヌ!
日本に帰ったら、作ってみたいものだったり参考にしようと思ったり、吸収できていたらいいな♪へんてこピカチュウもいたよー♡
【お土産探しをしよう】
フランスで愛されている素朴なお菓子といえば「パン・デピス」。
小麦粉、シナモンやジンジャー、アニスなど数種類のスパイス、蜂蜜、牛乳などをあわせ膨張材で膨らませた素朴でスパイシーなお菓子です。
パンデピス専門店「Mireille Oster Pain d'Epices」
Mの取っ手が可愛いお店。
試食をすると、想像より美味しいパン・デピス。ついつい買ってしまうんですよね。
<お店の情報>
お店:Mireille Oster Pain d'Epices
住所:14 rue des Dentelles, 67000 Strasbourg, France
ビスケット専門店「MAISON ALSACIENNE DE BISCUITERIE 」
持ち運びが楽で軽くて日持ちがする焼菓子を買うなら、こちらのお店もおすすめです。
自分の好きな種類のクッキーを好きな量だけ選べます♪
時間がなければ、詰め合わせもありますよー!
パリに戻った時に、友達に渡す焼き菓子とクグロフも購入しました。一人あげなきゃ良かった事件が勃発するのは、そう少し先…この時は、知る由もなく。笑
素朴なクッキーはサクサクとしていて、田舎のおばあちゃんが作ってくれるお菓子みたいな気がしました。
<お店の情報>
お店:メゾン アルザシエンヌ ドゥ ビスキュイトゥリ ( MAISON ALSACIENNE DE BISCUITERIE )
住所:16 rue du Dome, 67000 Strasbourg
HP:http://www.maison-alsacienne-biscuiterie.com
【アルザスのスペシャリテを楽しもう】
Le Tire-Bouchon
初日の夜、アルザスのスペシャリテを食べにどこに行こうかなと探していた時に出会った子と共に食べに行くことになりました♪
海外で一人だからこそ、勢いって大切ですね。笑
お皿もアルザスらしくて、中も可愛いお店でした。
絶対に食べなきゃと思っていたのは、このシュークルート!
ストラスブールの代表的な家庭料理で、発酵させた酢漬けのキャベツ、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんといった野菜類と、ソーセージ、ロースハム、豚肉といった肉類などを、白ワインでじっくりと煮込んで調理をします。
シュークルート アルザシアン(Choucroute Alsacienne)
お肉がジューシーで、うまみが出ていて美味しかった~!お腹いっぱいです!
<お店の情報>
Le Tire-Bouchon
住所:5 rue des tailleurs de pierre 67000 Strasbourg
HP:reservation@letirebouchon.fr
タルトフランベ
観光しながら見つけたお店だったので、店名がわからず…
タルトフランベ(Tarte flambée)
パリパリの生地でトマトソースを使わないのが特徴です!
お店の雰囲気も素敵で、店員さんも気さくな面白い人でした。
何より、お隣のご夫婦が話しかけてくれて、タルトフランベは「こうやって食べるのよ~」とか「どこからきたの、お嬢さん」などなど、片言のフランス語にも関わらず構ってくれました。とっても楽しい食事の時間に感謝です。一緒に写真を♡
帰りには、日本人ですってところから、なぜか拍手をされみんなに手を振られ帰りました。日本のイメージが、とっても良いようで、日本人で良かったと心から思った一瞬でした。笑
春の訪れを感じながら、満喫できました。
いろんなケーキを食べ比べるとフランスらしいなと思う部分も垣間見れたり、その地方らしさが出ていて、パティスリー巡りが楽しいストラスブールでした。
ですが、週末の旅行の場合、買い物は土曜日までに済ませましょう!お休みも多いので買物できず後悔します。笑
コミュニケーションが取れない分、大変なことも多いですが、やっぱりやめられないのが旅だなと思います。
きっと、行きたくなりましたよね?笑
アルザス地方への旅行は、とってもおすすめです。